新生児の叫び!

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    今年で還暦になる。生まれて60年もたっているなんて!図々しいなあ・・・私って。

    私は助産師の母が自分の職場で出産をして生まれたと聞いている。その職場の分娩室に子供の頃見に行ってみたが、暗くて壁が白いタイルで何だか怖い雰囲気の部屋だった記憶がある。母は私を産んだ出産の話を詳しく話してくれた。陣痛が始まって自分で判断して職場の病院に入院し、もうすぐ生まれそうだから、看護婦さんに「婦長さんを呼んで!」と産婦が指示し、自ら分娩台に上がって産んだという。幼い私は「へ〜自分でああしろ、こうしろ!と命令しながら産むんだ〜」とイメージしてしまったほどだ。そして母は続ける。「そう、貴方が生まれてお姉ちゃんと同じ体重だったわ。そして新生児室に連れて行かれたけど、その夜、貴方は一晩中泣き続けたからとうとう私のところに連れてこられてお乳を飲む飲む!」私は、「へ〜、私って食いしん坊なのか他の赤ちゃんみたいに我慢できん人だったんか〜」と自分自身をそう思った。

     

    月日は流れて、自分も助産師になり出産のリアルを知ることになると、産む女性が主体であることや赤ちゃんと母親を離さない科学的な意味など学べば学ぶほど、「母ちゃんから離すな〜!!」と泣き叫んで怒っていた新生児の私に、還暦になった私が目を細めて「よくがんばった!」と花丸をあげたいくらいだ。

    今でも、どこかの分娩室で「余計なことすんな〜」と怒っている新生児くんたちの気持ちに同情せずにはいられない。


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